ある本の最初の言葉でこう言っていました。「生きることは難しい」。この本によると。人々は苦難と痛みと混乱からいつも逃 げようとしています。それだけではなくて。幸せや秩序や心地良さなどは人生によって当たり前だと思っています。その逆異常 だと思っています。しかしこの本はつらいこと、混乱、痛みなど暗いことは人生には当然だと思っています。それを受け止める ことができれば大きすぎる期待を抱くことがないでしょう。そうすれば挫折感も小さくなります。

聖週間に入ると私たち信者はもう一度苦難、混乱、痛み、暗闇などに立ち向かう機会があります。私たちはイエス様の受難によ って自分のつらい受難と面と向かうことができます。

どうして人間は苦しまなければならないか、という問いに答えられないかも知れません。しかし。この苦しみと向かい合ったら 、イエス様の受難も自分のものとして受け止めることができるのです。そうすれば私たちも「父よ私の霊を後手にゆだねます」 ということができるでしょう。

イエス様がエルサレムに入城した時にイエス様の偉大さと力を賛美した人たちはイエス様と共に感激しました。とてもにぎやか な幸せなにぎやかな時でした。でもイエス様が苦しんでいた時、感激をした人たちはどこに伊田のでしょうか。

この人たちの大き名期待は圧迫されていたイスラエルをダビデのように開放するというものです。しかしイエス様が苦しむこ とは当然だと思わなかったのです。苦し時こそ一緒に苦しむ友達は本当の友達ですね。幸せの時だけいる友達は人間らしくな いでしょう。何の賛美をしても。苦難、痛み、混乱に立ち向かう勇気がないから。